4000年の歴史をもつ中国では、各地方にいろいろな特産品があります。最近は一昔前とは違い、中国製でも質・デザインとも日本と変わらないものも少なくありません。特に所得水準が高く、外国人の多い上海では、買いたくなるものがたくさんありますので、買いすぎないようにしましょう。
買い物の場所
■専門店 – 中国伝統商品である書画・工芸品・漢方や中国茶などの専門店は老舗が多く、旅行者に人気があります。観光地や繁華街近くの路地にひっそりとたたずんでいることが多く、中国風の雰囲気を楽しみながら買い物できます。人気があるエリアは、豫園周辺や外灘(バンド)近くの上海友誼商店。
■デパート・スーパー – 庶民の暮らしを見るには、デパート・スーパーが一番いいでしょう。食品だけでなく、生活用品や衣類・化粧品など品揃えが多く、見ていて楽しいです。ローカルなお土産を買うなら、デパートかスーパーで買うと安いものが手に入ります。
■市場 - 生鮮食品、骨董品などの市場は、裏通りや中心街から離れたところにあることが多いです。生きたままで売られているニワトリ、目の前で切り売りされる肉、泥がついたままの野菜など食の文化を知ることができます。東台路古玩街では、いろいろな骨董品が売られています。
上海のショッピングエリア
■南京路 – バンドから静安寺付近まで東西に走る南京路は上海でもっとも観光客の多いショッピングエリアです。100年以上の歴史がある南京路には、老舗の百貨店や商店だけでなく、近年は高層ビルもたくさん建ち並んでいます。途中の歩行者天国では、かわいい観光トラム(トロリーバスの一種)も走っています。
■淮海路 – 若者に人気の淮海路は、新しいデパートや専門店が立ち並ぶホットストリート。ブランド品や高級品を扱っている店舗が多く、プランタンや伊勢丹などにはデザイナーズブランドも入っていて、上海の上流階級の人々も買い物に来ています。ウィンドーショッピングしながら散歩するのには最適のエリアです。

■豫園商場 – 中国らしい商品を探すなら、豫園商場がおすすめです。昔ながらの雰囲気が残るこのエリアには、工芸品を売る専門店が多く、いつも観光客で賑わっています。あやしい土産から、中華色の強い高級土産まで何でも揃うので、土産物を買うのには最適です。ここでは頑張って値引き交渉してみましょう!
値引き交渉
中国では値引き交渉は当たりまえ!値札が貼っていないものは、売り手は間違いなくふっかけてくるので、ここからが皆さ
んの腕の見せ所です。どうするのかって?それでは旅悟空の値切り極意をご紹介しましょう!
例: 売り手が100元を提示してきた場合 (これは買う場所によって異なりますが、豫園や市場での交渉をイメージ)
- 旅悟空は値段の1/5(20元)を提示する
- 売り手は無理だという感じで70-80元くらいを提示してくる
- 旅悟空はあくまで1/5(20元)で押し通す (売り手が無理だと言い張ったら、買わないそぶりをする)
- 売り手が値段を下げて、1/2になったところで1/4(25元)の値段を提示
- ここからは相手とのかけひきとなりますが、最後は1/4-1/3(25元-35元)の値段で買う という感じです。
支払い方法
日本と同じように商品をレジへ持っていって、現金にて支払うのが一般的です。国営デパートやスーパー、書店などでは買う商品を決めたら、売り場の係員に伝票を書いてもらい、キャッシャーの窓口に行って支払いをします。支払い後、伝票の控えをもらって売り場へ戻って商品を受け取るという複雑な支払い方式をとっているところも多いです。中国式の買い物を試してみてください!
買い物の際の注意事項
- 小銭を用意 – 中国ではお釣りがないことや小銭がないことを理由にお釣りの代わりに違うものを渡されることがありま す。このようなことがないように、できれば小銭を準備しておいたほうがいいでしょう。また、数元のものを購入する際は、100元を出すといやな顔をされることもあるので、できるなら10元、20元、50元札も準備されることをおすすめします。
■財布 - 上海で気をつけることの一つとして、スリがいることです。特に人ごみでは注意してください。
出かける時に大金を持ち歩かないのはもちろんのこと、買い物の支払いの際に財布を盗まれないように気をつけてください。財布や貴重品は、常に肌身からはなさないよう心がけるようにしましょう。
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