●ホテル●
ひとそれぞれ旅のスタイルはあります。例えば、『午前中はホテルでゆっくり過ごして、午後からのんびり観光したい』『出張旅行なので、部屋で仕事ができるところに宿泊したい』 『日中は出歩いているので、ホテルは寝るためだけでいい』など人それぞれですね。中国には、格安の招待所・旅社から中高級の賓館・飯店・酒店・大酒店など多くの種類の宿泊施設があります。世界的に有名な外資系のホテルでは、国際水準の高いサービスが期待できますが、料金もその分割高です。また中華系のホテルでは、外資系に比べるとサービスが落ちることもありますが、その代わり良心的な料金で宿泊できます。
ランク |
サービス |
外国語サービス |
上海宿泊目安予算 |
5つ星 |
世界水準のサービスが受けられ、快適な滞在ができる |
英語/日本語(必ずとは限らない) |
1200元以上 |
4つ星 |
一般的なサービスが受けられ、スムーズな滞在ができる |
英語/日本語は稀 |
800元以上 |
3つ星 |
サービスは期待できないが滞在は、経済的に滞在できる |
英語は稀/日本語は無 |
300元以上 |
●トイレ●
最近は、中国の大都市では昔ながらの扉なしのトイレを見かけることはなくなりました。ただし、まだまだ中国のトイレはきれいとは言いがたいです。できれば、ホテルやきれいなデパートなどのトイレを利用してください。
●電圧とプラグ ●
中国の電圧は220V(地域によっては240Vもある)、周波数は50Hzが一般的。中国で日本の電気製品を使う場合は、使用する電気製品が変圧タイプかどうか確認して、ワールド仕様(例: 110-240VまでOKなど)のもの以外は、変圧器をご使用ください。ホテルにはシェーバー用に110-115Vのコンセントを備えつけられたところも多いので、電気シェーバー程度ならそのまま利用することも可能です。なお中国ではプラグが7種類あり、CタイプとOタイプが多いです。
予約をするには
■日本では
旅行会社や日本に営業所のある外資系ホテルで予約するのが一番簡単です。料金は、旅行会社により若干の差があるので、直接旅行会社に問い合わせされたほうがいいでしょう。また、予約時に受け取る予約確認書やホテルクーポンは、忘れずに持参してください。ホテルによっては、チェックインの際にこれらの提示を求められることがあります。
■中国では
日本に予約窓口のないホテルも多く、その場合は現地旅行会社を通すか、直接ホテルへ連絡して予約することとなります。現地旅行会社は、キャンペーン料金などをもっている場合があるので、日本より安い料金の場合が多いです。近年、上海などの中国大都市では展覧会やイベントでホテルが埋まることも多いので、できれば早めに予約されたほうが無難です。
部屋の種類と料金 |
■シングルルーム ⇒ 一人用のベッドが一つあるタイプの客室 (一人用)
■ツインルーム ⇒ 一人用のベッドが二つあるタイプの客室 (二人用)
■ダブルルーム ⇒ 二人用のベッドが一つあるタイプの客室 (二人用)
■トリプルルーム ⇒ 一人用のベッドが二つ+簡易ベッド、もしくは二人用のベッドが一つ+簡易ベッド中国の場合は、二人用のベッド+簡易ベッドのタイプが多いです。
□リバービュー ⇒ 上海の黄浦江に面し、川が見える部屋。外灘(バンド)や浦東など夜景が見える場所ではおすすめです
□ガーデンビュー ⇒ 庭に面している部屋。きれいな庭園があるホテルでは、人気の部屋です
□シティービュー ⇒ 街中が見える部屋。街の夜景が見えるホテルではおすすめです
□ハーバービュー ⇒ 港が見える部屋。中国では少ないカテゴリーですが、海沿いなどのホテルでは景色がおすすめです
□オーシャンビュー ⇒ 海が見える部屋。海沿いのビーチリゾートに多い部屋のタイプで、人気の部屋です
□指定なし ⇒ ROH(ラン・オブ・ハウス)とも言われ、ホテルが決めた部屋。料金はリーズナブルです |
中国のホテル料金に関しては、人数に対してではなく、一室いくらという計算になります。
客室料金には、15%のサービスチャージを含む場合と、別途ホテルで支払う場合があるので、予約時に確認しましょう!
ホテルの活用法
■チェックイン → フロントにて、パスポートを提示して宿泊カードを記入。事前に支払いを済ませている場合は確認書の 提示を、ホテル直接払いの場合は現金またはクレジットカードでのお支払いとなります。また、保証金(デポジット)として、チェックインの際にクレジットカードの提示もしくは現金(一泊分の宿泊料金)を求められるのが一般的です。到着が遅れる場合は、予約が取り消されることもあるので、ホテルへ連絡をいれるようにしましょう。
■チェックアウト → 12:00までに行うようにしましょう。夕方まで部屋を利用した場合は、フロントへ問い合わせてください。通常半 日分くらいの料金で利用できます。また、精算はフロントでしますが、その際に保証金(デポジット)を返却してもらうのを忘れないようにしましょう。
中国のホテルでのトラブル
■予約漏れ ⇒ チェックインの際に『予約がない』と言われることがあります。そのようなときは、予約確認書やバウチャーとパスポートを提示して、再確認してもらいましょう!苗字と名前が逆になっている場合や、同姓のお客様とまちがえていることがあります。それでもホテルに予約がない場合は、現地手配会社に連絡をして、確認してもらいましょう。現地に日本語対応の旅行会社がある場合は、安心ですね。
■オーバーブッキング ⇒ チェックインの際に『満室なので部屋がない』と言われたらどうしますか?航空会社と同じく、混み合う時期は、ホテルは客室数よりも多い目に予約を受け付ける場合があります。まずオーバーブッキングを避けるためには、できるだけ早めにチェックインされることをおすすめします。また18時以降の到着になる場合は、事前にホテルまでご連絡されたほうがいいでしょう。また、オーバーブッキングが発生した場合は、ホテル側が上のクラスに変更、または他の同等クラスのホテルへ振り返ることがあります。
■デポジット ⇒ チェックインの際に、クレジットカードの提示 もしくは保証金を求められることがあります。事前に旅行会社などにツアー代金を支払い済みの場合、不審に思われる方があるかと思いますが、これは滞在期間中に使用したルームサービスや電話代、クリーニング代などの支払い保証のためです。これら別途使用分については、クレジットカードを提示されていてもチェックアウト時に現金での支払いも可能ですので、受付にその旨申し出てください。
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